電験一種持ちが電工二種を受けた話
初めに
電験一種が無事終わり、当初の目的であった電気系の知識のまとめのようなものはまあまあ達成されましたが、実際に街中や家の配線を見て何か言えるかというと、あんまり言えることが変わってないんですね。家のコンセントやスイッチを変えることも出来ません。
なので、第二種電気工事士受けてきました。順番が逆?知りません
電気系大学生が3日だけ勉強して電験一種を受けた話 - protonブログ
電工二種とは
第二種電気工事士のことで、600V以下で受電する一般的な住宅や小規模施設の電気工事を行うことが出来ます。電工二種は上期試験と下期試験の年二回実施されており、試験は学科試験と技能試験の両方を合格する必要があります。
学科試験
試験時間は2時間で四肢択一のマークシートで50問出題され、100点中60点取れば合格です。最近はCBT方式と筆記試験が選べるようになっています。
所定の課程を修めているだとか、電験取得者であれば免除されます。
当然免除したので実際に対策はしていないですが、過去問を見た限り電験のみ勉強してた人がそのまま受けて受かるのはかなり厳しいです。半分以上の問題で電験では必要ない知識が求められるので、適当な参考書か何かで勉強しましょう。図や工具について少し覚えるだけで十分です。
技能試験
いわゆる実技試験で、試験時間40分で与えられた材料から施工条件に従って、一切の欠格がなく完成させれば合格です。事前に
電気工事士技能試験候補問題 | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター
にて候補問題が13題公開され、そのうちのいずれかが出題されます。出題内容は都道府県によって異なり、傾向も特にみられないためすべての問題を練習する必要があります。
欠格については、
欠陥の判断基準等について | ECEE 一般財団法人電気技術者試験センター
にて公表されており、いずれも実際の工事を意識した基準になっています。数題練習した後に一度目を通すと、心線の露出は逆にどこまでなら欠格にならないのかといったことも分かり、自信をもって作業できるようになります。
試験勉強
部材購入(6/29)
試験日(2024/7/21)の3週間前ぐらいに
を買いました。
試験後に思ってみれば、どうせ2回やることないので1回練習分でよかったし、合格シリーズもゲージは絶対必要でしたが、他2つはほぼ使いませんでした。
複線図と記号(7/13-7/14)
電工の実技をする上で、ほぼ必須となるのが試験問題の単線図を複線図に書き直すことです。試験セットについて来たテキスト読みつつ2日ほど勉強しました。
練習問題(7/15-7/20)
ひたすらに順番に候補問題を解いていきました。一番初めは1題に40分を大幅に超えて90分だとかかかっていましたが、3-4題目で慣れてきて40分前後に、5題目以降は一部初めて扱うものを除いて30-35分程度になりました。
本当は2周するつもりだったのですが、実際に配線を用意して問題を解いて~とやっていると1セットで1時間-1時間半ぐらい平気でかかり、机もいろんな部材で占領されるため、途中で中断しやすい他の試験勉強と違って思うように進められませんでした。
時間配分としては最終的に
- 0-3分:複線図書き起こし、配線色決め、スイッチ等の経路確認
- 3-8分:複線図に線番号と必要余長・必要ストリップ長さ記入、線番号ごとにケーブル寸法整理して合計が支給材料長に足りるか確認(足りなければ端子台接続部や渡り線の長さ調整)
- 8-35分:線番号順に処理、アウトレットボックス部分は最後に
- 35-40分:複線図と同じか見直し、欠格事項思い出しつつ各所確認
のようになりました。長さ計算はあまり推奨してる所見ないですが、処理するときに無駄に50mm剥いたあと必要長にカットとかしなくてよいので、5分かけて整理する価値はあると思います。
試験(7/21)
私が受けた所では、3路スイッチを2つつかうNo.6が出題されました。比較的簡単な方で助かりました。
試験前には支給される材料のリストを見ることができるため、ちゃんと候補問題をやっていればこの時点でどの問題か知ることが出来ます。そして、この時間はかなり暇なので支給された長さから頭の中で
- 端子台接続部にも50mmの接続寸法が許されてるのか
- 渡り線はどのコードから取るのか?100mm?
- 差込形コネクタの数からして差込形コネクタを使うのはA?B?
- 1.6-2Cは1200だから...(50+150+100)+(100+150+50)+(100+150+100)+(150+100)=1200
といったことを考えていました。支給される材料の確認時間では、
- 引掛シーリングのストリップ長10mm?
- スイッチやコンセントのストリップ長は10mm?12mm?
- 差込型コネクタのストリップ長は12mm?
といったことも確認しました。だいたい同じらしいですが、メーカーによって微妙に違うため、この時点で確認しておいて、複線図にメモ書きする際に100(12)のように接続寸法とストリップ長を書くとケーブル加工作業中に迷いが無くなります。
実際の作業は、練習の時よりやや遅い35分程度で終わりました。残りの時間では、3芯のケーブルシースを剥く際にすこし絶縁体に傷をつけてしまったのでシースをずらして隠したり()、ランプレセプタクルのネジに絶縁体が微妙に触れており噛みこんだ扱いにされないか不安ですこし直したりしてました。他は全ての点を3回ぐらい確認したので問題ないはずですが、どこか一つでも欠格があればアウトなので、試験結果発表までドキドキしていました。
試験結果(8/16)

2024/8/16にweb上で合否が確認でき、無事合格でした。微妙に絶縁体の端がネジに当たってるランプレセプタクルだとか、微妙に切り傷が入った絶縁体は、欠格にはならなかったようです。絶縁体は嚙みこんでおらず、絶縁体の傷は曲げて導体が露出するレベルでないと欠格にならなかったはずなので、ただの心配しすぎではあったのですが、やはり発表までは不安でした。
感想
電験取った後に受けてみた電工でしたが、本当に基本的な電気回路の知識以外新たに覚えることばっかりでした。電工受けてから電験受けたところで、理論の一部ぐらいしか役に立つ部分はなさそうです。一応電工学科試験にも法規的な要素は多少ありますが、比重が違いすぎるので電工のみを目的とするならば勉強する必要は多分ないです。
簡単な部類の資格とはいえ、一発アウトの実技試験は初めてだったのでそれなりに緊張しましたが、一発で受かって良かったです。実家のなんだか穴が怪しくなっているコンセントなど、そのうち交換してみようかと思います。
令和5年度電験一種二次試験解答速報(?)と自己採点
初めに
protonです。いつもは作らないのですが、今年はある程度できた気がしたので解答速報のようなものを作りました。(選択してない論述の電力管理問1-2除く)
X(旧twitter)で適当に放流していましたが、いつまでも公開垢にしてられないのでこっちでまとめます。 ※2024/1/11に公式解答が出たのでコメント追記しました。
試験勉強とか当日の試験の感じは↓の記事をどうぞ。
電力管理
問1
なし
問2
なし
問3

問題文を読んだときに回答するべき場所に下線を付けるようにしているのですが、(2)の有効電力損失と無効電力損失に下線が引かれていませんでした。どうして...
受電端円線図はちゃんと書いているので-5点ぐらいで25/30かな。
公式解答を見て
問3は特に問題ないですね。
問4

なぜか(2)の計算で1.07としてしまい、(4)も連鎖的に2.84と0.533と微妙にずれてしまいました。どうやったら1.07になるのかミスしそうな箇所いくつか考えたのですがわからず、計算ミスの連鎖による減点と計算式まで合っていればどの程度点が入るのかわかりません。また、(1)で"並列"を"平列"などと書いてしまいました。
漢字のミスで0~-1、計算ミスで-3~-4、連鎖的に数値のみミスで-5~-10で15~22/30かな。
公式解答を見て
問4の(1)は公式だとちゃんと対称分計算しています、"012変数で表すと"なんて言い方ありなんですね。"故障基本式"という言い方もあまり聞きなれない感じがします、普通に書くなら"発電機の基本式"でしょうか。故障基本式で調べると多点故障の計算が出てきます、そういう応用を意識した書き方でしょうか。
(2)は公式の注で示された別解になっています。個人的にはとりあえず電流求めてしまう方が、使える式探すより試験中に変な迷いを起こさないので別解が好きです。 (3)-(4)は特に工夫するところもないです。公式解答はいずれもp.u.すらつけていませんが、つけなくていいんですかね?%つけないようなものなのでだいぶ怪しいと思うのですが。
問5


巷では簡単だとか言われている問題です。が、(3)や(4)で過去問のように(2)の近似式を使ってよいとは書いておらず、近似もだいぶ苦しい範囲です。(2)の近似式を使う版と使わない版の両方を書いてみましたが、使わない版が重すぎるので、ちゃんと近似に必要な仮定が分かっていて近似式を使いますよということが記述できていればいいのかもしれません。
参考に(3)と(4)のベクトル図は次のようになります。GeoGebraで書きました、便利です。(三角関数が絡むとWolfram Alphaはまともに計算してくれませんでした)


試験では、(1)の時点で短絡容量???になって適当に1/√(r2+x2)と書いたのがあっているので5点、(2)は位相差の無視の使い方を混乱して近似式出せずに終わってしまいました。5/30ぐらい。
公式解答を見て
まさかの何も近似条件に言及しないで近似式を使ってきました。そんなの許されるのか…
これなら簡単な問題ですね、機械制御の問2のように注意書きがしていなければ与えられた式をさらっと使って時間を節約するのが賢いかもしれません。
問6

(1)は相差角がどうとか見当違いなこと書いたので0点。 (2)はa)に水力発電で調整などと書いたので0点、b)は部分負荷運転中の~を書いているので2~3点あるかな...、c)はきわめて短時間という書き方は慣性力とかの領域なのですが発電量の調整なのでガバナフリーまで必要かと思われる、ガバナフリーは書いてあるので0~3点ぐらい...。 (3)は、a)は過去問さらっと見た時に変な覚え方しており単独系統と大きな系統の連系がどうとか書いてしまった、元ネタは定連系線電力制御(FTC)の"主要系統と小系統との連系線電力制御に適している"で、そもそも定周波数制御(FFC)の話ですらない、0点。b)はなんか長いやつだったな~レベルでしか覚えてなく、定位相差制御とか謎の呪文を書いた、0点。 合計で2~6/30ぐらい。
公式解答を見て
きわめて短時間という書き方なのにガバナフリーの領域でよかったんですね。他はまあちゃんと整理して覚えてる人なら書けるんじゃないでしょうか。論述対策してないので知りません。
機械制御
問1

選んでない、別に選んでても解けてた。 突極形電動機だった場合は絶対に選びません、2014に一度出ていますが、Re[EI*]のEが何なのか気を付けなくてはならず、危険です。まだ理解できていません。
公式解答を見て
(2)のP=3(VdId+VqIq)だのまあちょっと考えればそりゃそうなんだけどみたいな式から始まる解答、あまり好きではありません。いつも使う公式に、問題で与えられた条件を加えて解くのが一番迷いなく早いと思います。(3)-(4)のフェーザ図から始まる解答も、問題を解く際は問題用紙にさらっとフェーザ図のメモ書きのようなものを書いてみて、図的特徴から一瞬で終わるような問題であればよいですが、そうでなければやはり式変形主体で解いた方が、類題に遭遇したときに図を書いてこことここが同じであることに気付けるのか…?みたいなことが起こりにくいです。解答にちゃんと図を描くの、時間かかるのであまり有用でないなら試験では書きたくない派です。
問2

余りにも簡単。記述の中で負荷回路側?のことを二次側と書いた当たりとかで微妙に減点されてるかな~といったところで-2~0で、28~30/30。
公式解答を見て
やや冗長に書かれていますが、めちゃめちゃいっぱい書かなきゃいけないというわけでもなかったですね。各種試験や始動方法等、何を近似できる範囲でどう動いているのかちゃんと理解してほしいんでしょうか。
問3

選んでない、パワエレ久しぶりに解いてみたけど、今年は簡単なんじゃない?
公式解答を見て
特になし、計算するだけ。
問4

(1)でω=±10とか書いてしまった、数学的にはω負もあるのだが今回は位相90°"遅れ"で指定されているので減点されるかも-3~0。 (2)では折れ線近似の条件分岐の書き方がわからず、s<10とs>10とか書いてしまった。複素数に不等号を付けるという理解が疑われる記述で減点されそう、-3~0。(4)のxで50.0と書くべきところを50と書いたような気がする、許されるか?わからないが-1~0。で、23~30/30。
公式解答を見て
(1)で位相が90°"遅れた"を特に使っていない、"ω>0の条件で解いて"という書き方なので公式的にはω負もありなのだろうか。 (2)の折れ線近似の記述はちゃんと文章でしっかり書かれている、こう書くんだなぁ… (3)-(5)は計算するだけ。ωpにrad/sの単位がついてる、すっかり忘れていた、減点されるのかな。
自己採点
電力管理 25 + 15~21 + 5 + 2~6 = 47~57
機械制御 28~30 + 23~30 = 51~60
合計 98 ~ 117
たぶん合格点は108点のままだと思うのでこれは...
部分点でも減点少な目でも合格基準点が下がるでもいいから受かっててくれ~~~~~
解答速報について
一種二次解答速報、某団体とかが作ってくれるととても助かるのだけど、作るうまみがあまりないんだろうね。
個人的に作った解答なので合っているかは知りませんが、何か気になる点があればコメント等いただけると幸いです。
電験一種、五年目
初めに
お久しぶりです。今年(R5)も電験一種受けてきました。 去年の一次試験後のブログから更新していませんでした。
学部4年の頃になんか強そうな資格として電験一種を取ろうと思い、いつの間にか5年が経っていたらしいです。 去年の二次試験はどうだったのかって…? 受かる気がしない出来だったのでそのまま忘れてました。(見返すと、自動制御に30分以上かかってたり、π型等価回路すら間違えてたあたり落ちるのは当然でした。)
さて5年目、今年は社会人2年目で勉強時間も確保しやすく過去5年間で最も勉強しました、ご期待ください。
試験勉強
まずは勉強用の用紙を作る
一番初めに手を付けたのは過去問の整形です。どういうことかというと、

今まではiPadで書いてみたり、過去問を2ページ印刷するなどしていたのですが、余白が少なすぎて複数枚使ったりして復習効率がかなり下がっていました。やはりこういう時は紙のほうが細かく書けて、見たい順にそのままソートできるので便利です。 電験公式にある2009~2022年の14年分を整形して印刷しました。
この時点で二次試験二ヵ月前ぐらいです。今までで一番早い二次試験勉強開始時期です。
自動制御(9/16~9/25, 14問)
初めにやる分野は自動制御です。去年も勉強したのですが、だいぶ忘れているのと、比較的軽い分野なので電験へのエンジンをかけるために解いていきました。 手が止まるような理解ではダメで、確実に25分以内に終わるよう意識しました。(できたとは言っていない)
送電(10/11~11/3, 32問)
次の分野は送電です。電力管理6問のうち基本的に2~3問出題されるのでやらずに突破は不可能です。
(なんか時期が空いているのはエンベデッドシステムスペシャリストとかいう試験の対策をしていたからです。論述式に変わったことへの対応が間に合わず、落ちました。)
14年分で32問ありました、あり得ないぐらい重いです。が、一つ一つ理解していく価値はありました。 この時点で二次試験まで2週間切っています、どうして...。
同期機(11/3~11/5, 10問)
次の分野は同期機です。機械制御前半の問1~2で大体出てくるやつで、送電との関連性もあるのでこちらからやりました。円筒/突極、発電/電動なのかでフェーザ図を正確に書いて複素電力を計算するときにVを使うのかEを使うのか分かれば簡単ですが、計算時間はどうしてもかかります。
誘導機(11/6~11/9, 12問)
次の分野は誘導機です。同期機と同等ぐらいに機械制御の前半に出てくるやつで、各種公式や同期ワットについて、エネルギーの収支がイメージできれば簡単です。一次側換算した二次等価回路(E2)は機械出力と二次銅損で二次入力が消費されますが、二次等価回路(sE2)は入力が二次銅損分だけになることとかを理解するのに少し時間がとられました。 ラストスパートのため試験直前の11/9-11/10の木金は有給を取りました。直前の3日は1日13時間ぐらい、ほぼ問題解いてました。
変圧器(11/10, 5問)
次の分野は変圧器です。機械制御前半組でちょっとレアなやつですが、計算が楽だったりします。誘導機の後にやると等価回路的にもエネルギー収支的にも、無負荷/拘束試験的にもほぼ同じものです。V結線やらの一部の特殊な結線や、自己リアクタンス電流による磁束ベクトルを含めたベクトル図を正確に書けるようにしとくといいです。 これで機械制御の対策は終わりです。パワエレとかいうパターンもそこまでなく、解くのに時間がかかる分野は知りません。
水力発電(11/10-11/11, 6問)
次の分野は水力発電です。電力管理問1の確定枠で今年は水力の年なので、ほぼ確実に出るので優先度高めです。 ほぼ確実に出る問題で、計算問題は少しの公式さえ把握しておけば簡単なものが多く、論述も範囲が狭めでいい分野(...でした。 誰がR5で水力火力交互の法則が崩れると思うだろうか…、今年はなぜか出ませんでした。来年からは火力と水力両方対策しないと行けないとなると...と思いましたが、確実に出るなら比較的範囲が狭いので対策しない手はないですね。)
発電機(11/11, 5問)
次の分野は発電機です。電力管理のマイナー分野ですが、同期機と関連があり理解が深まります。優先度的には低いかも。
施設管理(11/11, 14問)
次の分野は施設管理です。電力管理で1-2問ぐらい出たりする分野で、割と論述が多いですが、計算問題は基本的な部分がわかっていればその場の情報から考えられる問題多いです。この時点で前日の18時とかになっていたので、軽く問題見て答えられるか考えて解答見るといった進め方しました。
変電(11/11, 18問)
最後の分野は変電です。電力管理で1問ぐらい出たりする分野で、割と論述が多めです。論述の対策は範囲も広くかなり面倒で、計算は他分野の知識で解けるため、気になる計算問題2-3問だけ見て終わらせました。
試験当日(11/12)
試験開始まで
当日は試験開始1時間前ぐらいに会場に到着したところ。1時間前に1階まで入場可、45分前ぐらいに試験部屋前まで可、30分前に入室可、15分前から注意説明、といった感じでした。 まあ当たり前ですが、新しく何かをやるのはほぼ無理で、過去問解いた紙に書いてある自分でまとめたメモをパラパラ見ていました。こういう直前での復習はiPadよりも紙のほうが断然早いです。
電力管理(10:00~12:00)
解答用紙に名前を書く段階で、円線図の作図があったので送電1分野がほぼ確定していました。 開始後はまず順番に分野と計算か論述かを見ていきます。
- 問1 火力、論述。タービン発電機の冷却???今年は水力のはずでは?無対策なのでパス
- 問2 変電?、論述。SF6ガスはほぼ覚えてなかった。あいまいな理解で論述書いても時間の無駄なのでパス
- 問3 送電、計算。円線図の問題、過去問解いてる途中で円線図が接するのがどうとか円上が何を意味するのかとかまとめたのである程度理解している。当然とる
- 問4 送電、計算。2相短絡、確か正相逆相の並列接続。まあ取る
- 問5 送電、計算。なんか抵抗付きの連系線が見える、計算なので取るほかない。
- 問6 施設管理、論述。周波数制御、過去問でなーんか見たことある。論述の中では一番書けそう、取る。
計算から解き始めるつもりだったが、どれもそこそこ重そうなので、論述の問6を15分ぐらいで適当に書いて、問3,4,5の順で解きました。 問3は45分、問4は40分で、問5はあまりの17分ぐらい。問5(2)の近似どうにもできずに終わってしまったが、計算問題2問に40分ぐらいかけてほぼ完答できれば勝ちなのでまあまあ。
試験直後の感想
https://twitter.com/proton_1602/status/1723538954321113471
昼休み(12:00~13:05)
昼休みはおにぎり食べながら、ラプラス変換やら二次遅れ系の標準形やらラウス表やら増磁作用やらなにやらなんとなく覚えてるものをひたすら裏紙に書いてみて確認するといった作業をしました。機械制御で公式があってるか不安になって確認してたら時間が足りないですが、合っていることをほぼ確信していて他の公式からや代表値の代入で確認する時間はあります。
機械制御(13:20~14:20)
解答用紙記入後、"次ページ以降は試験問題になっていますので~"を眺めていると明らかに突極形っぽい文字が見えたので、問1は同期機の突極形と分かってしまった。制御を初めに解いた後、同期機>誘導機>変圧器の優先順位で解くつもりだったが、問2にしようかな~などと考えていた。 * 問4 自動制御、ベクトル軌跡とゲイン。選ぶ余裕はない、真っ先に解き始めた。"位相が90°遅れたとき虚軸と交わる"だの折れ線近似だのの解釈というか解答の書き方で悩んだが、とりあえず20分で終わり。 * 問1 同期機、突極形発電機。やはり突極形、そして凶悪な電動機ではなかった。フェーザ図は迷いなく書けるので選んでもいいが保留。 * 問2 変圧器、単相、無負荷/短絡試験。L型等価回路、無負荷/短絡試験...と?何もない、過去問でも似たような問題はあったはずだが数値計算すら見当たらない。16分で終わった。簡単すぎて問題文何回か読み直した。 * 問4 (2)の求め方がどうにも引っかかったので見直したところ、折れ線近似をちゃんと使えていなかった。どうやって折れ線近似するのか悩みまくって25分ぐらい使い、ギリギリちゃんとしてそうな解答が書けた・・・が、折れ線近似の条件にs>10とか馬鹿なことを書いてしまった。
試験直後の感想
試験結果
2024/1/26になるまでわかりません。 詳細な自己採点や自作解答は別の記事でまとめますが、機械制御は51~60/60、電力管理は47~57/120で、合計98~117/180でした。合格点はまあ108点だと思うので、ただただ祈るばかりです。
今年は個人的には比較的取りやすかったセットだと思うので、今年取れないと~厳しいですね。来年また受けることになるなら論述対策もして行かないといけませんが、なかなか大変です。
試験後の感想
今までで一番可能性がありそうな感じで、試験直後はもう8割ぐらい受かったんじゃないか?という気分だったのですが、自己採点してみて電力管理問4の計算ミス連鎖だったり問6で書いた内容が割とずれてたりで、電力管理の点が60点行かなそうで一気につらくなりました。途中の近似ミス?かなにかで連鎖してて計算式は合っている場合、どれくらい来るんでしょうね...
電験の挑戦、割と長くなってしまったのでそろそろけりをつけたいところです。試験結果発表まで震えてます。
試験結果と感想(2024/8/17更新)

試験後バタバタしてたので更新してませんでしたが、無事合格しました。受験の時のように勉強していたわけではないですが、いつの間にか5年も電験と戦っており、一つの試験に対する取り組みとしては過去最長となってしまいました。難易度の高い資格ということで挑戦してみた電験ですが、多少の素地があってもちょっと勉強したぐらいで受かるような優しい資格ではなくてよかったです(?)。
個人的に次に気になってる高難易度資格は、TOEICや統計検定ですが、先に仕事の方をどうにか整理つけたいこの頃です。
合格確認後の流れは
- 2024/1/26:webで合格を確認
- 2024/2/5:試験結果通知書受領
- 2024/2/6:免状交付申請書提出
- 2024/4/1:免状受領
のような感じで、無事免状も入手しました。免状発行には2ヵ月近くかかると言われていたためギリギリでしたが、興味があった第二種電気工事士の上期試験申し込み期間(2024/3/18~2024/4/12)に間に合ったので電工も申し込みました。電工についてはまた別の記事で書こうと思います。
3度目の電験一種リベンジ
初めに
今年も電験一種を受けてきました。 電験を受けようと思ってから、もう四年目です。 そろそろ受かることが出来るのでしょうか。
これまで
電験一種を初めに受けた時の記事
電気系大学生が3日だけ勉強して電験一種を受けた話 - protonブログ
からもう4年目になります。1年目は一次の理論と電力を合格し、機械と法規を落としたため。2年目に、記事
(3+)5日勉強して電験一種リベンジ - protonブログ
の通り機械と法規を受けて合格しました。その後ブログの更新は途絶えていたのですが、どうなっていたかというと、 2年目の2次は普通に解けず、
うおおおおおお
— proton (@proton_1602) November 22, 2020
計算3問題、計算論述1問、論述2問じゃあああ
2はほぼ全完してて欲しい、4,5が短絡の知識が間違ってなければワンちゃんあるある
機械制御書いた分あってても半分しかいかないので電験不合格です
— proton (@proton_1602) November 22, 2020
対あり
電験一種、真面目に勉強すれば来年で落とすとは思えないけど、一次から考えて3年かかったことになるのか、さすがに難しいね
— proton (@proton_1602) November 22, 2020
n日勉強すれば受かるとか言うやつ、たいていその前の用事やらなにやらでn日未満しか勉強してないからギリギリになるんだよな
— proton (@proton_1602) November 22, 2020
今回の感触的にきっちり宣言通り2週間やれてれば多分通ったし
等と供述したまま落ちました。 そして3年目は…修論のための実験で相当に忙しく、敢え無く撤退しました。
そんなこんなで、今年、4年目にまた振り出しに戻って1次の4科目を2022/8/20(土)に受けてきました。
試験勉強
1週間あれば大丈夫
今年こそは電験通しときたいと思い、珍しく1ヵ月ぐらい前から法規の参考書をちらほら読んだりして勉強しようとしていましたが、社会人になってしまったため、疲れからかほぼ進みませんでした。(実際、休み前にやった内容は休み1日目の2時間で終わってしまいました。)
しかし、今回の電験1次の試験日はお盆終わりの土曜であり、弊社はその試験前一週間全て夏季休暇として休みでした。ここでまとめて勉強し、どうにかする…どうにかなるのか?
一週間ぐらい勉強すれば全合格可能性があるラインに、二週間ぐらい有ればだいたい全合格できるぐらいになると思います。
過去の自分もこう言ってる、どうにかなる。
一週間、なにをやったか
1日目: 法規(電気事業法の半分)
2日目: 法規(電気事業法残りとまとめpdf) ここまでは、2年前と同じペースです。いや、同じペースでは足りないのですが、法規を忘れているのでしょうか。
3日目: 法規(電技3/20) 2年前は電技14/20やっていました、一週間前からだとなかなか調子が出ないようで、
だれか120ページ分ぐらいの暗記パンくれ
— proton (@proton_1602) August 16, 2022
法規覚えるの多すぎる
などと焦っていました。
4日目: 法規(電技残りと施設管理の1次範囲分) 少し調子が戻ってきたのか、なんだかんだで法規は4日でとりあえず終わらせました。
5日目: 機械(照明全部と同期機一部) 残り3日しかないというのに、また調子が出ず、機械のほんの一部しかできませんでした。
教えて教えてよ
— proton (@proton_1602) August 17, 2022
あと2日で電験の理論と電力と機械を合格ラインまで持っていく方法を
6日目: 機械(同期機残り)、電力(送電) 機械は照明・同期機>誘導機・パワエレの4分野は最低限やる必要があるのですが、同期機で切り上げて、電力の優先度(送電>水力・変電>火力・配電)の最上位であり毎年複数問出されている送電分野に切り替えました。
7日目: 電力(水力・変電)、機械(電気化学・情報)、理論(二次方程式の解・逆行列・Δ-Y変換・ラプラス変換・ガウスの法則) 最終日は、合格可能性を残すために、電力の3科目を優先して、機械は誘導機やパワエレはやらず、2年に1回はBの選択問題(20/80点分)で出ており昨年出ていない電気化学/情報をほぼ確実に取れるよう少し復習しました。 理論は、計算力が異常に落ちていなければまず問題ないのですが、ノータッチなのも不安なので、抜けがないか少しだけ寝る前に復習しました。
8日目: 各科目、機械(誘導機) 試験当日は、機械の誘導機以外は特に新しい分野をやるわけでもなく、今までやったところを眺めて記憶を補強していました。
試験結果
電験一種一次の公式解答が月曜に公開されたため、自己採点したところ
理論 74/80 電力 57/80 機械 55/80 法規 55/80
で6割の48が合格点なので、無事1次を通過することが出来ました。 進捗のブレは大いにありましたが、やはり自分の感覚通り一週間あれば全合格可能性があるラインには到達するようです。
2次に向けて
2次は11月13日(日)で、後2ヵ月ちょっとありますが、今回のような長期休みはなく、普通に難しい二次試験なので、いつものような直前詰込みではなく、今から計算問題をほぼ解けるようにコツコツやっていくつもりです。 2年前は、正しく式すら立てられていない部分もあったため、まともに戦えるように今回はしていきたいと思います。
(3+)5日勉強して電験一種リベンジ
初めに
今年も電験一種受けてきました。 去年は一次の理論と電力は合格し、機械と法規を落としてしまったため、今年は機械と法規のみとなりました。科目数は去年の半分で倍近く勉強したので大丈夫に違いありません。
去年の記事はこちら: 電気系大学生が3日だけ勉強して電験一種を受けた話 - protonブログ
電験一種の詳細については去年書いたので省略します。
試験勉強
一週間ぐらい勉強すれば大丈夫?
去年の記事で、
一週間ぐらい勉強すれば全合格可能性があるラインに、二週間ぐらい有ればだいたい全合格できるぐらいになると思います。
と考えていたので、今回は一部のみだし一週間あれば余裕だろうみたいなことを考えていました。
しかし、なんだかんだで結局勉強を始めたのは試験5日前の9/7(月)になってしまいました。直前にならないとやる気でないんですね。
fgoのイベ走り終わったので後は勉強するだけなンだわ(昨日から初めてろ)
— proton (@proton_1602) 2020年9月6日
暗記の法規
まずは条文を知らなければ話にならない法規のほうから勉強することにしました。参考書は去年と同じく完全マスター 電験二種受験テキスト 法規 (LICENCE BOOKS)です。
法規の勉強は始め3日のつもりだったのですが、4日もかかってしまいました。 1日目: 電気事業法の半分 2日目: 電気事業法残りとまとめpdf 3日目: 電気設備技術基準と解釈の70% 4日目: 電技と解釈のこりとまとめpdf, 施設管理全て
始めは非常に辛かったですが、読み進めていくと基本的にその法律や省令の初めにある目的に沿っているため、規制の理由等がほぼ同じであることに気づいてからは読みやすかった気がします。それでも、電線の引っ張り強さ/太さや, 各種離隔距離, 安全率は使われる境界が似通っているとはいえ暗記するしかないので難しいです。
法規は、電験一種一次試験「法規」 年度別出題一覧を見ても全体的に出ており、一度は読んだことがあると無いとではかなり違うので全て勉強しました。電気の神髄での電験一種一次試験 法規科目の攻略法にあるまとめpdfは程よくまとめられており、一度参考書を読んだ後に確認するのに役立ちました。
うおおおお
— proton (@proton_1602) 2020年9月10日
やっと法規参考書一通り読み終わった
あとは起きたら機械一日でできるところまでやって試験や
機械は何をすればいいのか
機械科目は、去年唯一参考書をすべて読んだうえで落としている科目です。また一通り読んだところで点が取れるのか怪しく、1日しか勉強時間が取れなかったので全部は読めませんでした。
そこで、去年より真面目に傾向分析をしてやる範囲を絞りました。
- ちゃんとやる: 照明, 誘導機, 同期機, パワエレ
- 少しやる: 変圧器(単相単巻, タップ), 電熱(最近よく出る), 電動機応用(R1にでたしR2は多分出ない), 電気化学, 情報, 自動制御(昔は出てた)
- 捨てる: 直流機(ほぼ出ない), 保護機器(比較的珍しく, R1に出たしR2多分出ない)
参考サイト: 電験一種一次試験「機械」 年度別出題一覧, 電験一種後記, 電験1種1次試験 機械の傾向分析
改めてみると出やすいものとそうでないものの差はそれなりにあり、参考書初めの直流機等を飛ばすことが出来て時間短縮になりました。 特に必要な公式や理解する量が少なくてほぼ毎年出ている照明は重要だと思います。 誘導機, 同期機, 変圧器, パワエレはきちんと式を立てて意味を理解するレベルまでやる必要があり、試験で点を取るレベルにもっていくのは少し難しいです。(どのみちここで点を取れるようにしなければ二次で落ちるだけですが...)
後は、20点分もあるB問題によく出てくる電気化学と情報は出てくるとしても知らない話題であることが多いため、基本的なところだけ抑えればいいと思います。私は、ここら辺は電気・情報系の学部なので受験や学部での勉強ですでに知っていたのでぱらぱらと一通り眺めるだけで特に勉強しませんでした。
1日でできた範囲は、ちゃんとやるにした誘導機, 同期機, パワエレ, 照明の4分野で、変圧器や電熱は試験当日に少しだけやりました。
試験と結果
理論と電力は免除されていて午後からの試験なので6時間ぐらい寝ることが出来て良かったです。会場は、コロナもあり常にマスク着用するようになっていたのと、免除組がまとめられているのかかなり座っている場所に偏りがありました。今年の周りの人は結構20代っぽい人が多かったです。
自己採点ではどちらも7-8割で、公式解答(9/13)で採点したところ
- 機械 59/80
- 法規 63/80
でした。マークミス等をしていなければ、6割の48/80を超えているので一次通過です。 去年よりも余裕のある合格で、やはり電気・情報系の知識があるとはいえ一週間は勉強しないと一次は通らないのでしょう。
初めから一次の理論で使う程度の知識や計算能力はありましたが、二次レベルの計算はまだできないので、二次はそれなりに勉強する必要がありそうです。まあそれでも一週間ぐらいしかやらないような気もしますが、今年無事合格したいですね。
感想
ちゃんと一次を通すことが出来て良かったです。法規の勉強は始めきつかったですが、進めていくと暗記するだけでほぼ点数が保証できるので、むしろ機械のほうがきつく感じ始めたりしました。 二次試験もがんばっていきます。
デュアルブートを分離して別々のディスクに分けた話
初めに
今まで240GBのSSDをだいたい半分に分けてWindows10とUbuntu18.04のデュアルブートをしていたのですが、いよいよ容量が足りなくなってきたので増設をすることにしました。 新しいSSDも半分に分けてそれぞれ拡張するというのはなんか微妙なので、新しいSSDにUbuntuを移動させてそれぞれのパーティションを広げることにしました。 既に1つのディスクにデュアルブートしている状態から2つのディスクにOSを分ける記事は探しても良いものが見つからなかったため、メモとして残しておきます。
[注意] あまり賢くないやり方になります、自分は最終的にBoot Repairを使用しているためBIOSの起動オプションやGRUBの選択肢が無駄に増えたりしました。これから作業する人は、一度最後まで目を通して目的にあった適切な方法を行って下さい。誰か間違えや修正点等発見したら教えてくれると嬉しいです。
新しいSSD
PCのM.2スロットが1つ空いていたので、1TBのP1 CT1000P1SSD8JPをTSUKUMO本店の29周年セールで税込み8778円だったのを購入しました。TSUKUMOのセールは初めてだったのですが、別に昼頃に行っても問題なく買えてよかったです。
2年前は1TBのSSD等SATAでも3万以上していてとても選択肢には入らないものだったのですが、最近はとても安くてHDD無しの構成ができるのも当然ですね。

環境&要求
before
after
要求
やり方
今回は新しいSSDにUbuntuを移動させ、GRUB2を新たにインストールします。UbuntuがUbuntu自身を操作すると何かしら問題があるらしいので、UbuntuのライブUSBを使います。(ブータブルUSBの方が適切かもしれない)
SSD接続
電源を切って、M.2スロットなりSATAなりでSSDを接続します。
LiveUSB作成と起動
UbuntuのLiveUSBを作ります。WindowsからであればUbuntuのLive USBをつくる、UbuntuからであればUbuntuのLive USBメモリスティックをつくる。等適当に参考にして作って下さい。
私はUbuntu18.04の日本語Remixから作成しました。
作成できたら、BIOSからUEFIでUSBを選択してインストールしないで起動します。BIOS起動ではこの後の操作が出来ないので注意して下さい。セキュアブート等に関する設定は、既にデュアルブート出来ているならば終わっているはずなので割愛します。(デュアルモニターにしていたせいで起動後暗闇が表示され続けていて、何度も作り直したりしました。理由はわかりませんがモニターは一枚だけつなぎましょう。)
Gpartedでパーティション操作
UbuntuのGParted (パーティショニングツール)を使って、新しいSSDの初め100MB程のEFIパーティションを作ります。ファイルシステムはFAT32、フラグはboot, espです。
次に、EFIパーティションの後ろに古いSSDからUbuntuのパーティションをコピーします。
ubuntu領域へchroot
Gpartedで新しいSSDへコピーされたUbuntuのパーティションにchrootします。ここでは/dev/nvme0n1p2です。
$ sudo -s # mkdir /chroot # mount /dev/nvme0n1p2 /chroot # mount --bind /dev /chroot/dev # mount --bind /dev/pts /chroot/dev/pts # mount --bind /proc /chroot/proc # mount --bind /sys /chroot/sys # mount --bind /run /chroot/run # chroot /chroot
新しく確保したEFIパーティションもマウントします。ここでは/dev/nvme0n1p1です。
# mount /dev/nvme0n1p1 /boot/efi
GRUB2のインストール
EFIパーティションにブートプログラムのGRUB2をインストールします。
# grub-install --target=x86_64-efi --efi-directory=/boot/efi/ --bootloader-id=grub
UEFIで起動していないと、ここでインストールができません。操作が前後していて必要か分からないですが、grubが入っていない等と表示された場合はsudo apt install grub-efiをして下さい。
UUIDの確認とfstab更新
パーティション等には、個別のUUIDという識別子が存在しますが、Gpartedでコピーしたパーティションは全く同じUUIDを持ちます。そこで、新しいGNOME端末を開いて
$ sudo tune2fs -U time /dev/nvme0n1p2
で、新しいSSDのUbuntuのパーティションのUUIDを更新します。次の操作で必要なので、古いEFI, Ubuntuのパーティションである/dev/nvme1n1p2, /dev/nvme1n1p6と新しいEFI, Ubuntuのパーティションである/dev/nvme0n1p1, /dev/nvme0n1p2のUUIDをそれぞれ確認します。(sudoをつけないとtune2fsで更新したUUIDが反映サれなかったりするのでつけましょう)
$ sudo blkid /dev/nvme1n1p2 $ sudo blkid /dev/nvme1n1p6 $ sudo blkid /dev/nvme0n1p1 $ sudo blkid /dev/nvme0n1p2
chrootしていた端末に戻って/etc/fstabを編集します。
# vim /etc/fstab
古いEFI, UbuntuのパーティションのUUIDがあるはずなので、それぞれ新しい方に書き換えます。
# ubdate-grub # grep -w menuentry /boot/grub/grub.cfg
で、新しくインストールしたGRUBが起動した時に表示される選択肢一覧が表示されます。新しいUUIDのUbuntuが含まれていることを確認して下さい。(この時点では、Windowsと新旧両方のUUIDが異なるUbuntuが表示されるはずです。)
起動
再起動してBIOSから新しいSSD上のUbuntuをUEFIで起動する選択肢かgrubと書かれた選択肢が出ているはずなので、どちらかを選択して起動します。ここで、先程確認したWindowsと新旧両方のUbuntuの選択肢が表示されているはずです。されていた場合は、そのままGpartedなりで古いUbuntuを消して、WindowsとUbuntuの領域を広げれば作業終了です。
私は、この時点で何故か古いGRUBが起動し選択肢に新しいUbuntuは存在しませんでした。
問題
USBのUbuntuや古いUbuntuから色々と確認した所、新しいSSDを選択しても何故か古いSSD上のGRUBが起動してしまっている状態になりました。
古いSSDを物理的に外してから新しいSSDを選択した所、黒い画面に
GNU GRUB version 2.02 Minimal BASH-like line editing is supported. For the first word,TAB lists possible command completions. Anywhere else TAB lists possible device or file completions grub>
と表示されてしまったため、GRUBが正しくインストールされていない?ようです。
対処
色々と試してみましたが、最終的には古いSSDを抜いた状態でLiveUSBのUbuntuからboot-repairを用いて修復しました。
$ sudo add-apt-repository ppa:yannubuntu/boot-repair $ sudo apt update $ sudo apt install -y boot-repair $ sudo boot-repair
この結果、BIOSから起動する選択肢やらGRUBの選択肢に余計なものが増えましたが、普段は別に気にならないハズなのでそこまで問題はないでしょう...
削除と拡張
無事起動できるようになったら、旧Ubuntuを削除してWindowsと新Ubuntuのパーティションを適当に広げます。このままでは、起動しない旧Ubuntuの選択肢が残るので
$ grub-update
をしておきましょう。grep -w menuentry /boot/grub/grub.cfgでも確認できますが、旧Ubuntuの選択肢が無くなるはずです。
考察のようなもの
今回の現象の原因
EFIパーティションが複数あると言うのは通常の状態ではないため、恐らく古いSSDのEFIパーティションが存在する状態で、新しいGRUBをインストールしたため正しく新しいSSDのEFIパーティションにインストールされなかったと思われる。これは、新しいSSDの方が起動優先順位が高ければ問題は生じないと思われるが、2つのM.2スロットの起動順位はなぜか頻繁に入れ替わるため、偶然古いSSDの方が先に見られてしまったと考えられる。
物理的に抜き差しするのは最小限に抑えたいが、やはりUbuntuをコピーして古いSSDを抜いた後にGRUBをインストールするべきなのかもしれない。
別の対処法
今回は、新しいSSDにEFIパーティションを用意してそこに入れたGRUBから起動をしようとしていたが、既にある古いSSDのEFIパーティションのGRUBから起動する方法もあると思う。
新しいSSDにUbuntuをコピーしてUUIDを変更した後、古いSSDのubuntuとEFIパーティションにマウントしてgrub-updateをかければ新しいUbuntuも選択肢に入るので、その後古いUbuntuを消せば良い。
ただし、この方法はGRUBを完全にEFIパーティションにインストールしていない方法(通常はUbuntuにも何かファイルが置かれていたはず)では、古いUbuntuを消した時に動作しなくなる可能性があるため、実行しなかった。実際どうなのかは良く分からない。
Windowsを移す場合
今回は、Ubuntuを新しいSSDへ移行したがWindowsの場合は良く分からないパーティションが存在するため、一度全て新しいSSDにコピーした上で新しいSSDから古いSSDへUbuntuを移すという形にしたほうが安全な気がする。Windows、分からない。
感想
スプラのプレイ動画を保存するようになってから、急に容量が足りなくなったため、SSDを増設したついでにOSも分けようと思って実行したが思ったよりも大変だった。Ubuntuの起動やGRUBの仕組みについてある程度理解していると困ったときにも対処しやすいはずですが、私はよく分かっていなかったのでかなり苦労しました。
デュアルブートをしていて、更に分けようとする人は余りいないと思いますが、参考になれば嬉しいです。もっと賢い方法があると思うので誰か教えて下さい。
Adblock Plusでniconico動画のプレミアム会員権の広告を消す方法
初めに
Google Chrome, Safari, Firefox等のブラウザで簡単に広告を消すことができる便利アドオンのAdblock Plusで、htmlの要素が非表示にできることを知らなかったので書いておきます。Adblock Plusを既に使っている人には、常識かもしれない...
Adblock Plusとは何かとか
調べればいくらでも出てくるので省略。Adblock Plus Help Center, ニコニコ大百科(Adblock Plus)とか。
問題
niconico動画では、随分前から動画再生中等広告が出るようになっていたが、この広告はAdblock Plusで簡単に消すことができた。 しかし、8月末頃?からページ上部に

のような、お気に入りの一般会員生主がいる人以外には全く無価値な邪魔な広告が常に表示されるようになった。
対処
F12キーを押して要素を見てみると、この広告は
<div class="PremiumHeader">...</div> <div id="premiumHeader" class="premiumHeader">...</div>
の部分に該当し、PremiumHeaderやpremiumHeaderのようなclass属性がつけられているのが分かる(ページによって2種類ありました)ので、Adblock Plusのマイフィルターリストに
- nicovideo.jp##div.PremiumHeader
- nicovideo.jp##div.premiumHeader
の2つを追加すれば、niconico.jpドメインにおいてPremiumHeader, premiumheaderのclass属性を持つ部分を非表示にすることができます。 このフィルタの詳しい意味は、公式(How to write filters)や、片鱗懐古のブログのAdblock Plusのフィルターの書き方を適当に和訳等を見て下さい。
感想
Adblock Plus便利ですね。