protonブログ

日々の記録やデバッグメモ

Vive Pro買いました

前からVRとかARとか興味あったけど、HMD一つも持ってなかったのでVive Pro買いました。

Vive Proについて

こんなの

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HTC Vive Pro
HTC Vive Proバーチャルリアリティ向けヘッドマウントディスプレイ(VRHMD)の一つで、他には同じくPC用VRHMDだとOculus Riftとかがある、スマホを使うVRHMDとかいろいろあるらしいけどあまりよく知らない。詳細な性能比較とかは調べれば無限に出てくるのでそちらをどうぞ。

価格と保証

現在(2019.01.26)それぞれの価格は、(oculus riftは性能比較段階で外してたので調べてない)

みたいな感じ
HTC VIveは2016年4月5日発売、Proは2018年4月23日発売で、保証期間は保証ポリシーよりVive Proフルセット以外は購入日から1年、Vive Proフルセットは2年。
保証は、HTCVIVEに不具合が起きたので修理に出したら神対応だった!, VIVE レンズ調整ノブ等に不具合の為、HTCへ修理依頼 SteamVR エラー 208対応追記, HTC Viveのコントローラーが突然故障したんだが、無償で交換して貰えた話。当たりを見ると、HTC vive購入時Order number, 購入元, 到着日, シリアル番号等が必要らしいが、箱を開けた時に出てくる大きな紙の裏に保証コードが書いてあるシールがあるので中古でも箱とこの紙がなくなってなければ保証受けられそうな気がする。

HMDの中古というと抵抗ある人もいると思うが、スポンジは消耗品でマジックテープ式で取り換えられるし保証も2年で発売直後に買った中古でも1年以上受けられることがわかってるのでProフルセットを中古で買った、お値段約140k。(買った後Pro用のスポンジは公式どころかアマゾンでもあまりいいものがないことが分かったのだが...)

購入後

ドライバのインストール等は、箱を開くと入っていた大きな紙にある紙通りVive Proツールのハードウェア設定ツール通りにやればすぐに終わ...らなかった 。 調べてればわかってたことだが、HMDやコントローラの位置推定のために赤外線を出すベースステーションの固定のための器具が、元からついてるものは壁にねじ止めするようなものでまともに使えない。そこで、amazonクリップ雲台が届くまで一日待つ必要があった。 他のブログではポールに固定するタイプのものが紹介されているが、周りに本棚等があったのでクリップ式にした。
このベースステーションの固定以外は特に問題なく完了して、Google Earth VR等をやってみた。

VRの感想

HMDをかぶって周りを見渡すと確かにその場所にいる感覚が想像以上にあって凄かった。机とか物にコントローラの赤外線受光部分が半分以上遮られるとさすがに吹っ飛んで行ったりするが、すでに位置推定はVRで使う上で十分なレベルにあると感じた。体感できるようなドリフトはなく、コントローラ同士の接触もリアルとVRでほとんど差がない、位置推定を少しだけかじったことあればわかるがとてもよくできている。

音響に関しては、立体感は昔から立体音響の技術は十分なレベルにあるので当然問題なく、付属のヘッドフォンはまあ悪くはないと思う。音質に関しては自分であまり評価できる気がしないので実際に試してみるなり、適当なブログを見てほしい。

映像に関しては、レンズ中心、HMD正面方向を見ていると格子感もほぼなくドットはまあ見えるが問題ないレベルだが、中心から15度ぐらい目を動かしてみてみるとフレネルレンズのせいか文字が外側ににじんでいる感じがあった。このぐらいの範囲できれいに見えないと、いちいち見るためにHMD分回しにくくなっている頭をそっちの方向に向ける必要あるので大変。
でも、Steam画面で文字のにじみはあまり気にならなかったし、文字以外でも気にならなかったので、デフォルトホームのよくわからない山奥の部屋見たいなところが悪いのかもしれない。

コントローラについては、ちょっとトラックパッドは親指でトリガーは人差し指か中指なんだけどなかなか持ち方が安定しない、慣れてきたら気にならないかもしれない。コンテンツの問題かもしれないが、トラックパッドでのスライドやトリガーによるクリックの当たり判定が厳しいものもあって少し操作しにくいと感じた。

基本的スペースの問題で椅子に座りながら遊んでいるが、移動はタッチパッドでテレポートや正面を変えて、トリガーを引くとつかめるオブジェクトは掴める。実際にスペースを確保したらルームスケール設定して動き回ってみたい...
テレポート移動に関してはすぐ慣れて、オブジェクトをつかむのはオブジェクトの設定によって持つ場所そのものが定められてるのか変な感じになるが、デフォルトホームにいる謎の怪獣人形等で遊んだ感じでは直感的に拡大縮小や持つ場所を変えたりお手玉みたいに投げたりできた、楽しい。

Google Earth VRは、マジで面白い。インターネットの回線の問題なのかスペックの問題なのかわからないがブロック単位で若干鮮明になるのに数秒まったりもしたが、地上数百メートルの位置で地平線を見た感じはたまらない。よく知る景色を見てみてもPC版で平面的に使っていた時はよくわからなかったが想像以上によくポリゴンができていて高さ感覚が出てるので、遠くの建物にポインターを当てて手前に引き寄せる感じで移動できるのは、宙に浮いている感じで今までにない感じだった。

ARとかをやろうとした時の問題

ふとHMDの前面についてるカメラを使っていないことに気づいて、使おうとしたら思いのほか苦労した。そのことについては次の記事で proton-1602.hatenablog.com

キレイに見える範囲について

ViveのレンズをGalaxyGearVRのレンズに交換する動画があった、上の初VRの感想で言っている中心以外の文字が見にくいというのがわかりやすく説明されている。
レンズを取り出しているやつのコンパチGalaxy Gear VR、レンズを固定する部分のデータはあったけど、さすがに買いたてのVive Proでやる気はしない。でも結構きれいに見える範囲広くなるみたいだしいいですね、なんで公式フレネルレンズなんか使ってるんでしょうか。


HTC Vive Lens MOD Tutorial: How to get better sharpness & image quality in VR

感想

現在のVRの状況を知りたくて買ってみたが、想像以上に面白かったので買った価値はあると思う。
Pro買った後で2019年の春だか夏だかにアイトラッキングが追加されたVive Pro EyeやよくわからないCosmosが発売されるらしいことを知ったが、春休み以降に買っても院試や研究で忙しそうだし、まあいいんじゃないかな...
PCのスペックもそれなりに要求されて敷居が高いとは思うけど、Vive Proみんなも買ってみては?
(もうちょっとまとめた内容にしようと思ったけど、調べりゃ出てくるしめんどくさくなってしまった。書きたかったのはこの次のカメラの使い方なのでまあいいよね